サプリメントに含まれるビタミンCの酸化還元滴定と計算上の濃度に差がでました。実験での誤差以外に他成分の影響で濃度差がでることはありますか?
アミノ酸やビタミンサプリメントに含まれるビタミンCの濃度を求めるためにヨウ素を使い酸化還元滴定をしました。
開封直後の滴定での濃度4.2m mole/L、標準栄養成分に含まれていたビタミンCの計算上の濃度2.8m mole/Lと大きく差がでました。
開封から12時間毎の滴定で時間によりビタミンC量が一定に減るのは確認できました。
しかし、計算上の濃度と滴定からの濃度に大きく差があります。
実験での誤差以外に他栄養成分の影響で差がでることはありますか?
酸化還元に基づく滴定は簡単な方法ですが、反応の選択性が劣ります。つまり、よう素と反応する成分が存在すると測定値に誤差を与えます。
サプリメントに限らず工業化学製品には多種の成分を含んでいます。
通常企業では、製品中の特定成分量を測定する場合、予め共存する成分の影響を確かめた上で測定しています。経験から言えば、ある製品について、既存の測定法を適するのはそう簡単なことではありません。そこには研究者の努力の積み重ねがあるのです。
また、適切な測定法ができたとしても、製品の成分を改良した場合にはその測定法が使えなくなる場合が往々にしてあります。
このようなことから生産者以外の人が正確に分析するのは難しいものです。より正確な結果を期すためには、例えば液体クロマトグラフィーのような選択性のある方法にすると良いでしょう。もっとも、この方法にしても、試料の前処理法をどうするかなど試料の構成成分がわからないとそう簡単にはいかない可能性が高いものです。
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